三陸視察レポート00 〜 プロローグ
5月26日(木)・27日(金)
都市デザインワークス(以下UDW)事務局スタッフの5名で、2日間かけて三陸方面の視察に出かけました。
写真1 鮪立にて(撮影:岡井)
写真2 遠野の伝承園にて(撮影:佐藤)
今回は、震災後5年が経過した三陸沿岸部の様子を、現場に立ち見聞きることと、遠野や釜石の世界遺産「橋野鉄鉱山」などの岩手の景観・観光資源の体験を兼ねての視察でした。
行程は以下の通りです。
■1日目
仙台駅▷北上駅(新幹線移動)
北上駅前▷遠野▷釜石▷大船渡▷陸前高田▷気仙沼(自動車移動)
①遠野:かっぱ淵、伝承園
②釜石:世界遺産橋野鉄鉱山、フロントプロジェクトなど街なかの様子
③大船渡:大船渡魚市場、門の浜の防潮堤、碁石海岸
④陸前高田:仮設住宅@モビリア、気仙大工左官伝承館、箱根山テラス、市街地造成
気仙沼(泊)
■2日目
気仙沼▷南三陸▷女川▷石巻(自動車移動)▷仙台
①気仙沼:内湾の防潮堤、安波山展望台、鹿折地区の造成やBRT路線、宿浦・鮪立・小鯖などの唐桑の集落
②女川:女川駅、シーパルピア女川
③石巻:橋通りCOMMON、COMICHI石巻、駅前や街なかの様子など
自然との暮らし方、産業遺産・遺構、地場産業、都市交通、地形、施設、施設運営、防潮堤や造成などの復興事業、、、、
1泊の限られた時間の中で約510㎞(※)を移動する行程ながら盛りだくさんの内容で、参加メンバーそれぞれ沢山の情報と気づきを得ました。
本レポートでは、この視察の様子をUDWの3名により、以下の5回に渡って連載します。
01:IGUNE × MIZUBE = KAPPA?(遠野市/岩手県)《佐藤芳治》
02:写真に収まらない迫力の碁石海岸(大船渡市/岩手県)《田川浩司》
03:本の中の集落「宿」を訪れて(気仙沼市/宮城県)《田川浩司》
04:集住、だけど散居型?〜仮設住宅団地@モビリア(陸前高田市/岩手県)《岡井健》
05:“復興”のトップランナー、次はどこを目指すか?〜女川駅とシーパルピア女川(女川町/宮城県)《岡井健》
「地域主体のまちづくり」を実践・支援する土着系プランナー集団である、UDWならではの(?)様々な切り口と書き方で、視察のポイントをお届けします。
乞うご期待!
本視察にあたっては、気仙沼では小野寺充太さんにご案内いただきました。
本稿においても感謝申し上げます。ありがとうございました。
※
新幹線:仙台駅〜北上駅=約140㎞
自動車移動:北上駅〜三陸沿岸部等〜石巻=約300㎞
仙石東北ライン:石巻駅〜仙台駅=約70㎞
(岡井 健)