ピクニックパレード第２弾を開催しました
2015年10月16日・17日・18日、ピクニックパレード第２弾を開催しました。天候にも恵まれ過ごしやすい気候でしたので、平日は広瀬川や西公園を中心にお子さん連れのママさんパパさん、休日は国際センター駅を拠点に子どもからお年寄りまで足を運んでいただきました。
地下鉄東西線はただ人を乗せて移動する交通ではなく、各地の魅力や資源に触れることのできるインターフェイスとなることを目指しています。国際センター駅は東西線の駅の中でも特別で上部建物があり、洗練されたデザインでありつつも周辺環境との調和や雄大な景色を臨める場所になっています。また東西線は地下鉄ですが広瀬川の上では顔を出し、颯爽と走る姿を見せると同時に車内から見る広瀬川の広がりと河岸段丘の高低差を体感させます。それから西公園にできる駅は、地域の強い想いで名称が大町西公園と変更になりました。
このエリアが市民・行政の想いの詰まった場所ということが地下鉄東西線を介してとても良く伝わってきます。ただその想いが必ずしも同じ方向を向いているというわけではなく、地域住民が積み重ねてきた暮らし、広瀬川を中心に緑・景観を先導するまちづくり、防災上の安全性の担保、観光コンベンションにシフトする都市経営戦略などさまざま。ゆっくりと時間をかけていきながら想いを寄せていける取り組みとして、当法人ではせんだいセントラルパーク構想を掲げて活動しています。
いよいよ地下鉄開業が目前となり、このエリアで“こんな日常が訪れたらいいなぁ”というイメージを提示する必要があると考え「ピクニックパレード」という機会をつくり出しました。開催にあたり当法人だけでなく毎月行っているＳＣＰピクニックを重ねる中で想いを共有した仲間たちと一緒に議論を重ね、また主要施設の皆さんや地域にお住まいの方々にご協力いただき、想い・構想を共有するキッカケにもなりました。
今回は特に構想を掲げた当時から温めてきた「街歩きガイドツアー」を行い、それを通じてさらに連携を展開させました。仙台の人材資源である東北大学の先生方、ながらく仙台の地域プロジェクトに携わるプロ市民の方々、新進気鋭のテーマを持った方にガイド役をお願いしました。
３日間で延べ１００名以上の方にツアーへご参加いただき、改めてせんだいセントラルパークに人を迎え入れる意義を確認できました。また、思い思いに時間を過ごす場・ピクニックと組み合わせることで単なる来訪者ではない、“私の”せんだいセントラルパーク体感者となっていただけたと確信しています。
地下鉄東西線開業後も、ひとつながりのせんだいセントラルパークを目指して、さまざまな取り組みにチャレンジしていきたいと考えております。
