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都市デザインワークスからのお知らせです。

【募集中】みなさんは自転車でどこの道を走っていますか?

自転車は社会を変える道具の一つ!

地球温暖化が叫ばれて久しいですが、その進行は一向に止まる気配はなく、むしろ過去5〜6年は最も地球が暑いというレポートも出ています。

政府は2050年までのCO2排出ゼロを宣言しました。

あとは待っていればゼロに向かうと捉えていいのでしょうか。答えがイエスでないことは誰もが分かっているハズです。では私たちに何ができるのでしょう。

当法人でも今年度から行っている、CO2を排出しない選択として「自転車」の可能性を広げる取り組みの狙いと、現在募集中の自転車モニターをご紹介します。

 

<コンパクトシティ>

自家用車を減らし公共交通機関の近くにコンパクトに住むことが、間違いのない都市の在り方として採用されてきました。

お店にとっては通りを人が行き交い、近所の常連さんがいると見通しが立ち、またスタッフにとっても通勤しやすい場所になるので、長くお店を続けることができ、そんなお店同士での相乗効果も期待できます。これはオフィスやクリニックにも同様に言えることで、流動性を活かして成り立つ都市の基本構成です。仙台も然り、今もなお地下鉄沿線への住空間投資を促しています。

そんな都市の中で自由な移動を手伝ってくれるのが自転車という選択肢です。少し離れた場所の用事を済ませる時間を短縮してくれますし、電動のシェアを使えば止める場所に困ることはなくスイスイ。もし自分で選んだ車体であればお気に入りのカラー・形に毎回の喜びがあり、何より自然の風が心地いい。

 

<自転車の走る道>

自由な動きだからこそ、コンパクトなまちに自転車が集まっていると問題が生じます。

一人一人が表裏の関係にある自由と責任を意識して気を付ければ良い、という訳にもいかず、道路の不具合に由来するものはユーザーだけではどうしようもありません。この類はコンパクトだからそこ不快な状況が、多くの人に影響を与えてしまいます。

これには仙台でも取り入れている Fix My Street のように、不具合を見つけた人が報告する一方向の仕組みで改善することができます。

では、車道に左折専用車線があって自転車がどこを走るか分からない場合のように、直すことが容易でなかったり、その箇所の前後ルートを含めないと答えが出せなかったり、専門家でも判断に苦しむ状況で、果たして改善に向かうことはできるのか。その不具合で怖い経験をして自転車に乗れない人がいるとすれば、今後も選択肢が減り続けることになるでしょう。

もし、みんなが自転車で走る道をシェアできれば、改善に向けたヒントが見つかり、それにより多くの人にとって快適な状況をつくり出せるかもしれません。

 

<自転車モニター>

今回、シェアの仕組みの調査実験として、自転車にデバイスを取り付けて、一人一人がルートを記録し持ち寄る形で、自転車ルートのネットワークを見える化します。

モニター募集は11月7日まで受付していますので、申込ページより奮ってご応募ください。

デバイスの使い方は動画で詳しく解説。

これで社会は変わらないかもしれません。けれども変わる可能性はゼロではないのです。

みなさんのご協力をお待ちしています。

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