マイマップづくりとは、(1)計画検討段階から気軽に市民参加を促し、(2)まちづくりへの想いやニーズ(特に潜在的ニーズ)を引き出し、(3)地域のまちづくり計画に反映させる、という「市民提案型まちづくり」のためのプログラムです。
まちづくりの対象となるエリアの情報を提供したり、実際のまち歩きを通して、マップ上にさまざまな意味を持つアイコンシールを貼ってもらうことで、対象エリアへの想いや意見などを集めます。このように、言葉だけではなく、ビジュアルに表現してもらうことで、他人との相違/共通する部分を理解しやすくなり、潜在的ニーズの喚起につながると考えます。
「マップにアイコンシールを貼る」ことは、誰でも楽しみながら気軽に取り組むことができ、まちづくりの初動期から広範な市民参加に有効だと考えられます。また、ベースとなるマップは、地域やテーマに合わせたエリア設定や縮尺、アイコンシールの種類も変更が可能であるなど、汎用性が高い市民参加プログラムです。
(活用事例を紹介しています。このページ下部へ↓)
以下に、実際に行なったマイマップづくりの事例を紹介します。
当法人が提唱する「せんだいセントラルパーク」を題材として、下図に示す一連のプログラムに参加する市民に「マイマップづくり」を行なってもらいました。

ガイドツアーで対象エリアを体感してもらったり、デザインセンターで模型やパネルを見てもらったりして、まちづくりの基本的な情報を提供した後に、
だと感じるポイントにそれぞれのアイコンシールを貼ってもらいました(私たちはマイマップを写真で撮影し記録として保存し、マイマップ自体は今後このエリアのまち歩きのお供として使っていただこうと思い、アイコンシールを貼って頂いた方にお持ち帰り頂きました)。
右にマイマップづくりの例を示します(クリックすると大きな図が見れます)。
2005年から始めたマイマップの枚数は合計157枚になりました。それらのアイコンシールの分布により、参加者の方がどこに関心を持っているが見えてきます。
※図をクリックすると拡大します。
「大橋付近から下流」には、「オススメの場所」「眺めのいい場所」「居心地のいい場所」のシールが集中し、「気になる場所」のシールはほとんど貼られていません。多くの方がこの場所を好ましいと感じていることが分かります。
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| 「オススメの場所」 | 「眺めのいい場所」 | 「居心地のいい場所」 | 「気になる場所」 |
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←「オススメの場所」 「眺めのいい場所」 「居心地のいい場所」 の好ましい印象の シールを統一して 図示 |
この場所は、両岸から広瀬川に近づける親水性の高い空間であり、広瀬川と青葉山を同時に眺められるぜい沢な場所でもあります。例えば、両岸に楽しく巡れる遊歩道やその沿道にカフェやレストラン、お土産物屋など整備することで、市民や観光客が憩える場所になるでしょう(右はイメージパース/クリックで拡大図が表示されます)。
経ヶ峯の対岸は、雄大な崖面や清らかな広瀬川をいっぺんに見ることのできる貴重な場所です。ここにも「オススメの場所」「眺めのいい場所」「居心地のいい場所」のシールが集中し、「気になる場所」のシールはあまり貼られていません。実際にこの場所を体感された方の多くが、良い印象を受けたのだと思われます。
実際にまち歩き(=ガイドツアー)を行った時も、参加者の方から「街中に近いのにこんなに雄大な自然が感じられる場所があるのか〜」というような声をたくさん頂きました。
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| 「オススメの場所」 | 「眺めのいい場所」 | 「居心地のいい場所」 | 「気になる場所」 |
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←「オススメの場所」 「眺めのいい場所」 「居心地のいい場所」 の好ましい印象の シールを統一して 図示 |
マイマップづくりを活用した事業の事例を紹介します。