- 城下町仙台を歩く〜歴史的町名ハンドブック
- 編集:歴史的町名等活用推進委員会 発行:仙台市
レビュー
仙台に藩政時代から伝わる町名。昭和の中頃に新町名に切り替わったものもあるが、呼称や町内会の名称として親しまれている。そうした町名や謂れが網羅されている。
まちの起源とその記憶としての町名、座標や指し示す時のコモンとしての町名。まちの文脈。述べるまでも無く、まちにとって大切な要素である。
「虎屋横丁って、なんでそういう名前になったの?」「定禅寺通りって、定禅寺ってお寺があったの?」「武士はどのへんに住んでいたの?」「青葉通りっていつごろできた通り?」「五十人町って…何でそういう名前なの?」などなどの疑問に応える一冊。
仙台の街なかの情報がコンパクトにまとまっているので、これを持ってのまち歩きも楽しめるオススメの一冊である。
仙台市役所内の市制情報センターにて現在も販売中。 (カウンターで聞いたところによると、平成14年の発行だが現在でも人気の一冊なのだそうだ)
レビュー:岡井 健
- 項 数:96ページ
- 仕 様:21 x 11.7 x 0.6 cm
- 発行日:2002年7月10日
- 出版社:発行|仙台市
- 定 価:500円(税込)