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都市デザインワークスからのお知らせです。

【追悼】ありがとう 関口ぞうかば子さん

西公園ガイドブックづくりや社会実験「西公園4WEEKS」をはじめ、当法人がせんだいセントラルパーク構想を推進する中で大変お世話になっていた関口怜子(ぞうかば子)さんが、去る7月1日に、天に召されました。

関口さんは、こどもの創造表現空間「ハート&アート空間Be I」を設立し、西公園を毎日眺められるビルの2階に部屋を構え、西公園を表現教育の舞台としながら活動をされていました。また震災後には、西公園を市民の手で再生しようと「西公園を遊ぼうプロジェクト」を立ち上げ、初代代表として、「西公園フロンティア養成講座」「西公園まつり」などを開催し、西公園の魅力をさまざまな視点から伝え、「西公園の魅力を伝える人材」の育成に取り組んでいました。

そんな「西公園といえばこの人!」という関口さん。近いところでは、今年3月に当法人が出版した「西公園ガイドブック」をつくっていく中で、お忙しい中インタビューにご協力いただきました。

インタビューをするにあたって、「《食》を切り口に、西公園やビーアイのこと、思いつくままにお話しください」と依頼しました。関口さんは、西公園の「天むす」やバンブークーヘンのことを皮切りに、「工夫人(くふうじん)」の話があり、100人テーブルや「食べられる公園」の提案があり、そして出会いの場としての西公園への期待など、本当にたくさんのことをお話しいただきました。決して長いインタビューではなかったのですが、あぁこういう視点から西公園を、仙台のまちを見ているのかと、刺激に満ち溢れた時間でした。

お話いただいた言葉のどれもが魅力的だったのですが、今回の西公園ガイドブックに載せる原稿を整えていく過程で、掲載を見送った発言箇所もありました。ただ、原稿をご覧いただいたときに「うまくまとめてくれたねぇ〜」と言っていただけて、ホッとしたことを今でも覚えています。

原稿を整えていく時期は、関口さんの治療やリハビリのための入院生活と被ってしまいました。そんな大変な中でも、こちらから進捗を連絡すると「原稿を見せにいらして」と言ってくださり、入院先の病院にお邪魔しました。入院先のお部屋では、原稿のチェックに加えて、西公園や仙台のまちづくりについて、いつもと変わらぬ調子で、たくさんお話を聞かせてもらいました。そして西公園ガイドブックの出版へのエールをいただきました。
その後も、原稿に挿入する写真のやり取りや、原稿の最終案の確認にお付き合いいただきました。ただ関口さんの体調にも波があったり、また面会が難しい入院期間もあったりしたので、なかなかお会いできず。最後にお会いしたのは2026年の1月のことでした。

西公園ガイドブックが完成し、お届けしたいもののなかなか近況が分からずどうしようかと迷っていたある日、「集中治療室から一般病棟に移った」と連絡をもらい、ガイドブックを手紙と共に病棟にお送りしました。到着次第、読んでいただけたようで「素敵に出来て何より。」「いい仕事をしましたね!150年の思いを形にしてくれてありがとう!」とメッセージをいただきました。
もう少ししたらお見舞いに行き、ガイドブックの次の展開について、あーだこーだとお話ができたらと思っていた矢先・・・残念でなりません。
ただ、多くのひとに関口さんのメッセージを届けられるように、そして関口さんの期待に応えられるように、私たちも頑張りたいと思います。

*以下、当法人との主だった関わり(思い出)について、少し書きました*

2017年の、西公園での社会実験「西公園4WEEKS」では、プロジェクトを進める上で結成した「西公園を育てるラボ」に、西公園を遊ぼうプロジェクトさんも入っていただきました。
期間限定でしたが、市民のさまざまな過ごし方が繰り広げられる“庭”のような西公園の姿を実現することができました。
また西公園を遊ぼうプロジェクトさんは「パークキッチンの朝ごはん」を企画。西公園で、みんなで美味しいご飯を食べた時間は、何気ないけれど、どこか特別な体験でした。仙台という都市で暮らす楽しみは、こういうところにもあるんだぞ〜、と教えてもらったように思います。

2015年の、地下鉄東西線の開業に向けて、せんだいセントラルパークエリアを盛り上げようという「ピクニックパレード」でもご一緒しました。
この時は西公園を会場に「西公園100万人の夕日を眺める会」を企画していただき、西公園の夕日の美しさと、みんなで佇む楽しみを教えてもらいました。

さらに遡ると、2005年1月に開催した「百万人のせんだいセントラルパークフォーラム」に、関口さんにもご登壇いただきました。(ちなみにこの時のコーディネーターは大村虔一先生。)
当日は、現在の事務局長・佐藤のプレゼンテーションを受けて、ご自身の活動の紹介と、せんだいセントラルパーク構想についてのご意見・提案をいただきました。
以下のページに当時の記録があり、関口さんがお話しされていたことをお読みいただけます。
https://sendai-cp.net/about/archive/forum/forum-summary

同年、せんだいセントラルパークエリアの魅力、都市デザインワークスの「せんだいセントラルパーク構想」という提案への所感など、ヒアリングにもご協力いただきました。
当時の関口さんの発言はこちらからご覧いただけます。
https://sendai-cp.net/about/archive/hearing/sekiguchi

 

色々と書き足りないですが、長くなってきましたのでひとまずこの辺りで終わりたいと思います。

と言いつつ、最後にひとつだけ。西公園ガイドブックを作っている過程で「『せっかく持ってるこの手、何するためのもの?』ってビーアイではこどもたちに必ず聞いていたよ」と仰っていました。
思えば関口さんに会うたびに「ところで、あなたは今なにをやっているの〜?」って聞かれていたように思います。
自分はちゃんと自分の手を動かしているのだろうか、なにかできているのだろうか。またここから頑張らないと、という気持ちです。

ぞうかばさん。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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