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都市デザインワークスからのお知らせです。

「水辺視察 in 京都」レポート 〜vol.2 鴨川の納涼床〜

念願の、鴨川の納涼床(のうりょうゆか)で、水辺で乾杯!ができました!

場所は四条大橋の袂の東華菜館(ウィリアム・メリル・ヴォーリズ設計。1926年竣工。当初はビアホールだったそうで、1945年から現在の中華料理店となる)。
雰囲気のある素晴らしい建物でした。
納涼床で食べていると四条大橋の人ととっても目が合いました。

さて、江戸時代からあった鴨川の納涼床は、明治の中期に琵琶湖疏水や京阪電鉄などの開発によって左岸や中州にあったものは無くなったとのこと。
1935年の鴨川大洪水の後の大改修や京阪電鉄の地下化などを経て1990年代の河川整備によって現在の姿となっています。
右岸側の納涼床は、実は鴨川から納涼床のために分流した「みそそぎ川」の上にかかっています。

東華菜館から2.4km上流に取水口があり、そこから1.4km下るとみそそぎ川から江戸時代の水運の大動脈だった高瀬川への分流地点があります。

右がみそそぎ川の上流方向、左のフェンスが高瀬川取水口

ここから下流側に納涼床が設置され、高瀬川へ分かれた水の残りが納涼床の直下を流れています。
(納涼床はみそそぎ川の川幅よりも出てはいけないとのこと)。
この日は水量がとても少なかったです。

また、鴨川左岸側の河川護岸や堤防は、この納涼床からの眺めを大切に修景されたとのことです。

心地よい秋風とビールとともに京の夜は更けていきました。

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