ニュース一覧

ニュース一覧

都市デザインワークスからのお知らせです。

百年の杜づくりフォーラムが開催されました

百年の杜づくりフォーラムが開催され、代表の榊原がパネリストの1人として登壇しました。

今年のテーマは「公園と人がつながるまちのにぎわいづくり」ということで、当法人で取り組む「せんだいセントラルパーク」の様々な取り組みについてプレゼンテーションをいたしました。
夕方からの雨の中でしたが、会場のメディアテーク1階のオープンスクエアに約130名の方々が集まり、会場は一杯です。

img_7151 img_7173

同じくパネラーとして登壇されたのは、東京で数多くの公園の指定管理を行っているNPO birthの佐藤留美さんと、神戸の東遊園地のパークマネジメント社会実験に取り組んでいる(一社)リバブルシティイニシアティブの村上豪英さん。お二方のお話しは大いに刺激になりました。
佐藤さんは、仙台市出身(しかも会場のメディアテークから程近い!)だそうで、ご自身の子どもの頃の公園や公共空間で遊んだ体験を現在の仙台の街の様子と比較してみたり、みどりを介したコミュニケーションや関係性の創出などの重要性について指摘されたりと盛りだくさんのお話しがあり、一方、村上さんからは、行政とのパートナーシップが肝になること、「公園を育てることに、どれだけ多くの市民が参加するか」という事を意識しつつ、傍観者や消費者にとどまらない「市民」を育てていきたい、という意志が語られました。
お二人とも「公園の利活用事業を運営する経験」から、かつ「現在進行形」のお話しです。

公園を軸にしつつ、道路など公共空間の使い方に話しは及びました。
榊原のプレゼンテーションの中では、「パブリックスペースの管理区分と手続き」に関する資料も提示。これは、公共空間の利活用を意識的に仕掛けていくために整理必須なものです。

今回、都市デザインワークスでは、会場の設えのお手伝いしました。
せんだいセントラルパークの模型に加え、テーマに沿い、室内でありながらも自由な雰囲気をと考え、いつもピクニックなどで使っているハンモックやエアソファー、芝(人工)などを会場に設置。
ご家族連れでいらっしゃった方々のくつろぎのスペースにもなっていました。

dscn5749 img_7135 img_7140

行政の立場、民間の立場。公園をはじめとする公共空間の活用には、お互いがそれぞれの視点に立っての組立が肝になると言う事が、パネラーの方々の言葉から読み取れます。

公園はじめ、公共空間(パブリックスペース)の使い方に大きく注目が集まる昨今。
都市の中の風景に溶け込むような活用であったり、思い思いの過ごし方ができたりすることが「自然な」スペースであることを目標とするのであれば、取り組みのそれらの醸成の肝は、一過性のイベントではなく、大小に関わらず「取り組み方の工夫」と「取り組みの繰り返し・継続」に他ならないのかもしれません。
一方で、それらに寄り添った制度設計やその見直しも求められます。

都市と自然が混じり合う、せんだいセントラルパーク。
今後も「楽しむこと」と基調にした、多彩な取り組みを続けて参ります。

せんだいセントラルパーク
http://sendai-cp.net

  • WORKS 最近の投稿

  • WORKS カテゴリー