仙台市の子どもの遊びの環境調査
昨年度、NPO法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワークさんと一緒に取り組んだ仙台市遊びの環境に関する調査業務の報告書が公開されています。人の生きる力に直結する非認知能力の涵養のために、幼少期に自ら「遊び込む」ことがとても大切であり、それが可能な環境が仙台市内にどれぐらいあるのか、どのような環境が望まれているのかを、アンケート調査や高校生へのヒアリングも行って現状を整理したものです。
想定を上回る1,800以上のアンケート回答にご協力いただいた皆様ありがとうございました。
アンケートでは(コロナ禍で)身近な公園が大変利用されているとともに公園への要望が最も多く、子ども達もキャッチボールや自転車で遊べる広いオープンスペースを求めていました。
公園の分布や子どもの人口に偏りがあること。学校の校庭が遊び場としての利活用が進んでいないこともわかりました。
プレーリーダーと呼ばれる遊びの促進者の重要性や自然環境を遊び場としてより活用していくことなど、今後の手がかりも見えてきました。
今回の基礎調査を活かして、遊びが溢れるまちづくりを進めていきたいと思います。
▼仙台市 遊びの環境に関連する概念図(令和2年度仙台市遊びの環境に関する調査・研究より)