ニュース一覧

ニュース一覧

都市デザインワークスからのお知らせです。

データコラム:「データで見る学都仙台」作成から7年。最新の状況は!?

不定期でお届けしているデータコラム。
今回は「データで見る学都仙台」を取り上げます。

2015年10月に公開していたこちらのデータシート、
早いもので、作成から7年を迎えようとしています。

https://www.udworks.net/wp-content/uploads/2013/05/sendai-student-data.pdf

今回は、このデータシートの更新版についてご報告します。
最新情報への更新はもちろんですが、7年の間で変わったこと・変わらないことなど、傾向も把握できるかもしれません。

①学都仙台に学生はどのくらいいるのか?

前回はこちら。

このデータを、今回更新します。
学生数は、学校基本調査より、2021年度の学生在籍数を引用します。
市の人口は、2022年8月住民基本台帳から引用します。

更新版がこちら。

前回のデータシートと見比べてみると、各地の人口は減っていて、白石市に関しては4,000人近く現象が見られるのに対し、仙台市内大学に在籍する学生は少し増加しているという結果となりました。

②学生はどこから来ているのか?

宮城県内の大学に入学する学生の出身地のデータを可視化したものです。

前回はこちら。

今回は2020年度の大学入学者数から引用してデータを更新してみると、こちらのような結果になりました。

大きな変化はないですが、入学者自体が少し増えているのと、東北以外からの入学者が増えていることが確認できました。

ちなみに、東北の他5県についても、入学者の出身地に着目して割合を出してみました。

岩手県、秋田県、福島県は、県内出身で県内大学に入学する割合は宮城県とほとんど変わらず、半数近いことが分かります。
これに対し、山形県は10%くらい低く、青森県は著しく低く、他都道府県出身者の割合が高くなっています。

③学都仙台を卒業して

最後に、大学卒業後の活躍先について。
以前のデータシートでは、東北に就職する学生が半数以上の大学も存在することなどが確認されました。
今回も、卒業生の数が多い大学3校をモデルに、就職先の土地について調べてみました。

前回はこちら。

これについて、2021年度のデータを見てみると・・・

前回に比べて東北福祉大、東北学院大ともに東北に留まる割合が増えているのが興味深いです。

おわりに

改めて、仙台には一つの市に匹敵するくらいの学生さんが在籍していることや、これまでと変わらず東北や全国から一定のボリュームの学生が、宮城の大学へ入学していることが確認できました。

また、単年度の傾向かもしれませんが、宮城県・東北で就職し、東北を舞台に活躍しようという若者が多少なりとも増えていることは喜ばしいです。
(もちろん、仙台から全国・世界へと羽ばたいていくのも喜ばしいですが)

「学生生活を過ごした街には愛着が生まれる」なんてことも耳にしますが、学都仙台として、貴重な学生時代を楽しく過ごせるようなをもっと進めていきたいと改めて思いました。

  • WORKS 最近の投稿

  • WORKS カテゴリー